不人気車ランキング

アベノミクスの効果により、日本の景気は徐々に回復傾向にあり、これによって車を購入する人も増加傾向にあります。
現在は節約志向の家庭が増えた事から、車両価格や維持費が安く、燃費も良い軽自動車の人気が高まっています。

普通自動車においてはハイブリッド車の人気が依然として高く、トヨタのプリウスやアクアをはじめ、各社のハイブリッド車が高い売れ行きを維持しています。
このように、多くの人に人気があり売れ行きも好調な車がある一方、ほとんど見向きもされず売れ行きも悪い「不人気車」の存在も忘れてはいけません。

不人気車にはそれぞれ売れない理由がありますが、具体的にどのような理由で不人気車のレッテルを貼られてしまっているのでしょうか。
実際に不人気車ランキングを見ながら、不人気車がなぜ売れないのかを考えていきましょう。

不人気車のランキング

2014年度の不人気車ランキング第10位は、日産の大型高級セダン「シーマ」です。
バブル期は「シーマ現象」という言葉が出来るぐらい売れた車ですが、エコカーブームの影響やライバル車の増加により売上が振るわず、2014年度はわずか434台しか売れませんでした。
ちなみに、OEMモデルである三菱「ディグニティ」は、年間販売数がわずか17台であり、シーマと同じくランキング入りをしています。

不人気車ランキング9位は、三菱の「ギャランフォルティススポーツバック」です。
秀逸なデザインに対して抑えめの価格が印象的ですが、かつて三菱が起こした不祥事の影響なのか、こちらも売上が振るいません。

なお、8位はトヨタ「イスト」、7位はスズキ「スプラッシュ」、6位はトヨタ「センチュリー」と続いていきます。
不名誉にもランキング1位に輝いてしまったのは、トヨタの高級車ブランド「レクサス」から販売されていた「IS F」です。
こちらは、800万円という高額な価格設定や、新型「IS」が発売されたことなどが理由で、2014年度不人気車ランキングワースト1となってしまいました。

ここまでのランキングを見てみると、不人気車は決して性能やデザインが悪い車ばかりではないことが分かります。
しかし、10位の「シーマ」のようにライバル車の勢いに負けてしまった車や、「センチュリー」や「IS F」のように車両の価格が高額で一般大衆の手には届き辛い車など、「売れにくくなる理由」があるのは確かです。
しかし、たとえ不人気車のレッテルを貼られてしまっていても、その1台1台の車に全く魅力がないわけではなく、むしろあまり表に出ていないだけかもしれません。
場合によってはこのような車に魅力を感じ、購入を決断する人も少なくないでしょう。

逆に言えば、世間一般で人気の高い車であっても、人によってはあまり魅力を感じられない事も十分に考えられます。
時代はハイブリッドだが自分はガソリン車が好きだ、軽自動車の人気が高いが自分は大きい車が好きだ、というように、人によって車の好みは様々なのです。

売れないのは売却し辛い事に繋がる

売れないという事は、業者側も買取をしても再販する事が出来ないという事に繋がります。
つまり、業者側としても高く買取が出来ません。
そのため、不人気車の場合には思っている以上に、低い査定額が提示される可能性があります。
落ち込まないように、ある程度は覚悟をしておくようにしましょう。

より高く売るためには?

より高く売るためには、複数の業者に査定依頼をして比較するしかありません。
業者、地域によっては、不人気車となっている場合でも、ほしいと思う所確実にあります。
業者によって査定額は数十万円の差になる事もありますので、必ず複数の業者に依頼をするようにしましょう。

※あくまでも独自で調べたランキングなので、情報が異なる場合があります。